応援隊第二陣、産地(佐渡)を訪問!(2/2)

朱鷺との遭遇

残念ながら1日目は朱鷺を見ることがでませんでした。2日目は、朱鷺との遭遇を期待し、少し朝早く宿泊先を出ました。

tokimai2-2-1

島内でも一番大きな平野部である国中平野の長い、まっすぐな道を走っていると、車窓に、10数羽程の朱鷺の群れが見えました。少しスピードを落として走りながら、朱鷺を驚かさない様に、全員が息をのむようにしてその姿を見つめました。

tokimai2-2-2

朝もやに包まれる田園風景、ゆっくりと昇る太陽、その神々しい景色の中を優雅に舞う朱鷺。幻想的な光景に、一堂ただ心を打たれていました。

tokimai2-2-3

朱鷺が一番美しいのは、飛んでいる姿を下から見た時だと教えて頂きました。

朱鷺は翼を閉じていると白く見えますが、翼を広げると、薄い桃色に見えます。格別なのは、冬の雪景色の中、朱鷺が飛ぶ姿だそうです。雪の様な白さと、朱鷺の桃色の羽。目に浮かぶようですね。

tokimai2-2-4

大佐渡石名天然杉へ

一行は、佐渡の原生林が広がる「大佐渡石名天然杉 遊歩道」へ。杉林の中に遊歩道が整備されており、樹齢200年~500年の天然杉が見られる一時間程の遊歩道となっています。

tokimai2-2-5

石名天然杉をより深く知るために、ベテラン名ガイドの本間さんに案内して頂きました。
穏やかで柔らかい微笑みが印象的な本間さん。「無理せず、ゆっくり歩きましょうね。」という優しいお言葉に、皆の緊張も和らぎます。

tokimai2-2-6

一歩入ったとたん、清々しい緑の香りと、土の匂いに包まれます。

本間さんから様々なことを教えて頂きました。佐渡の天然杉は、葉っぱが尖っておらず柔らかいこと。先生方皆さん、触って確認されていました。杉の葉はチクチクと刺さるようなイメージがありましたが、確かにしっとりと優しい柔らかさがあります。

また、「佐渡の杉は、霧が育てた杉。」だそうです。

通常、杉は多くの雨量を必要としますが、佐渡にはそこまでの雨量はありません。その代わりに、日本海からたっぷりと水分を含んだ風が吹き込み、それが霧となって杉林に降り注ぐのだと。確かに、他の土地の杉と比べると、霧に包まれて育ったような静謐さを感じます。

tokimai2-2-7

そしてツアー後半、本間さんが「僕がこの杉林の中で、一番大事にしている杉があるんだよ。」と一本の杉の前で立ち止まりました。その杉は大きく曲がっており、幹の途中に一周、輪をかけたようなコブができています。傍らには、古い切り株が。

昔は伐採した木材を山から地上へ降ろす際、太い木と木の間にワイヤーロープを張り、それに吊るして運んだとのこと。本間さんが教えてくださった杉は、当時ワイヤーを巻かれ、木材運搬の支柱にされていました。その時に大変な負荷がかかっていたために、ワイヤーで傷つけられた跡が、長い年月をかけて自然とコブ状になったとのことでした。

tokimai2-2-8

「辛かったね。よく頑張ったね。と僕はいつも声を掛けながら、この杉を撫でているんだよ。」と温かく語る本間さん。「この杉がそれでも枯れなかった理由はね・・・」

なんと傍らにある、古い切り株のおかげだそう。実はこの切り株は、本間さんが教えてくださった杉の、親にあたる杉だそうで、「親の根が近くにあったから、大変な負荷がかっかっても、枯れずに頑張れたのではないか。」と仰っていました。もう近くにいなくても、親の根を感じるから頑張れるというのは、人でも同じではないでしょうか。

tokimai2-2-9

この場で書ききれないのが惜しいですが、佐渡の自然を知るにつれ、深い感慨が生まれる体験となりました。一人でも多くの方に、この佐渡の地を訪れ、感動に触れて頂きたいです。

帰路へ

tokimai2-2-10

応援隊メンバー10月班の産地訪問、無事終了することができました。関係者の皆様、ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。

この後、「朱鷺と暮らす郷米」を使ったレシピを、先生方が考案してくださいます。どうぞ一度、この神秘の郷で作られたお米を口にしてみてください。

その他の応援隊活動報告

See More