金魚網を持っていざ田んぼへ!【再掲】(2017/6/16)

(この記事は2017年に掲載された記事です。)

こんにちは、佐渡生きもの語り研究所です。今年も佐渡から産地だよりをお伝えしていきます。

田植えから1ヶ月が経ち、「朱鷺と暮らす郷認証米(トキ米)」の稲も元気に育っています。
トキ米をつくっている農家さんは、認証要件のひとつである「生きものを育む農法」に取り組み、田んぼやその周辺に生きものが多く棲めるような環境づくりをしています。そして、その成果を確認するために、「佐渡市生きもの調査の日(6月と8月)」に田んぼの生きもの調査を行っています。

 

生きもの調査は、個人やグループで行っています。今回、グループで調査をしている地区にお邪魔してきました。田んぼの中の生きものを探す班と、畦にいる生きものを探す班に別れて行っています。「ヤゴがおったぞー!」、「江(え:田んぼ脇の深み)には、サドガエルがいるはずなんだけどな~」と、なんだかワイワイと楽しそうです。農家さんが金魚網とケースを持って、田んぼで懸命に生きものを探す姿は、なかなか他では見られない光景ではないでしょうか。

 

田んぼで見つけた生きものを、みんなでチェックしながら調査用紙に記入していきます。30分程の調査でしたが、モリアオガエル、アマガエル、サドガエル、モクズガニ、ヤゴ、ハシリグモなどなど、たくさんの生きものがみつかりました。農家さんは毎年生きもの調査をしているので、「これはヤマアカガエルだな」とか「このヤゴはアカネの仲間だな」と、名前がスラスラと出てきます。
「昔より本当に生きものが多くなったよ。草刈りをしていると、ヘビにもよく出会ってビックリするけど、それだけ生きものが沢山いる証拠だし、それにヘビは金運も良くなるって言うからね。」と笑いながら話していました。

 

調査をしていると、空からトキの鳴き声が!
今年、自然下では最多となる80羽以上のヒナが誕生し、現在その内の約50羽が巣立っています。
生きものがたくさんいるトキ米の田んぼは、これからもトキたちの重要なエサ場となっていくことでしょう。