田からもの未来会議  - 生きものを増やすために 編-  (2017/8/23)

生きもの調査をした後は、” 田んぼの生きものを増やす ”  作業をしました。佐渡では、農家さんが「江(え)」という環境を積極的につくっています。江は、山からの冷たい染み出し水を、直接田んぼに入れないように溝を掘ったもので、全国の山間地でみられる田んぼの管理方法です(地域によって呼び名はいろいろ)。この溝には、常に水が溜まっているため、魚や水生昆虫などが住みつづけることができます。これを、本来は必要のない平場の田んぼにもつくることで、トキのエサを増やしていく「生きものを育む」農法です。

 

「江掘り(えほり)」のやり方を教えてくれるのは、朱鷺と暮らす郷づくり認証米をつくっている 長畝生産組合 の大井さん。備中鍬やスコップを使い、江にたまった泥をすくって畦にあげていきます。

 

難しくはない作業ですが、江掘り作業はなかなかの重労働です。江の中に草がたくさん生えていて大変なのですが、この時期にやっておくと、田んぼの中の土が乾きやすくなるので一石二鳥です。

 

こちらは、泥すくいができるようになってきましたね。時々、腰を伸ばしながら作業をします。

 

江掘り作業の近くで、シオカラトンボのメスが休んでいました。水辺に産卵をする種類なので、江の完成を心待ちにしているかのようです。
「田からもの」は、人が手間をかけてあげると、わりとすぐにあらわれるものかもしれませんね。

 

お昼が近くなり、だんだんお腹が空いてきたのか、作業に身が入らず、無表情になってきた子どもたち。そうだね、そろそろご飯にしようか。

 

お昼ご飯は、佐渡Kids生きもの調査隊 がつくった ” 自然栽培米 ” の夏野菜たっぷりカレー!  そして地元農家産のきゅうり(塩味)、ミニトマト、ゆでたトウモロコシ、スイカでした。